【フォントの日めくりカレンダー『Typodarium』 2026年版】
1992年創業のドイツのverlag hermann schmidt社が制作。
企業の成長を第一目的とせず、本と作家に真摯に向き合うために年間の出版数は20冊。
従業員数は最大15名と制限を設け、美しい装丁の制作物を作り続ける企業が作ったカレンダー。
パッケージの時点で美しいのですが、中には40カ国の330人のデザイナーによって生み出された
独創的なフォントが365日分入っています。
カレンダーとしてだけでなく、気に入ったフォントは壁に貼ったり、
誕生日のメッセージカード、お店やイベントのSNSでの告知用にと
いろいろ使い道があります。
壁掛けだけでなく、背表紙を組み立てれば卓上カレンダーにもなります。
毎年変わるデザインで、資料的価値もあることから、
過去のラインナップのデッドストックは、高値で取引されているそうです。
2026年度版はバウハウスがデッサウに移転し、ちょうど100年にあたるメモリアルイヤーという事で毎週日曜のフォントはバウハウスの デザイナー、Josef Albers や Herbert Bayerの流れを受け継いだ幾何学的なモジュラー書体が使用されています。